異文化理解力1
異文化コミュニケーション専門家 鹿内節子です。
「異文化理解力」 エリン・メイヤー著 のご紹介です。
「多文化の国籍のメンバーがチームを組む時の秘訣は、
ローコンテクストのやり取りを行うべき。」
ほのめかしは、行き違いが生じるため、具体的にわかりきったことでも
言語にして伝える。
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・一人が口頭でキーポイントをまとめる、これは交替制。
・各人が口頭で今後自分がやるべきことをまとめる。
・ひとりが文書にしてまとめを送る。交替制で行う
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おさらいのシステムが必要だ。これはミスが起きる前に基準として
決めておく。
ローコンテクスト文化は、明文化する。
・組織図 (誰が誰のもとで働いているか示す)
・肩書 (誰がどの役職にいるか明確に示す)
・目標 (誰が何を達成すべきか示す)
・業績評価 (各人の業績を文書にして渡す)
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鹿内の感想
私が外資系(英国系)にいたときは、目標以外は、
レターでいただきました。目標はマネージャー、営業職には
ありましたが、事務職、秘書にはなかったです。
その後、全国規模の専門学校講師だったときは、生徒アンケート評価や
給料など契約書として渡されました。目標も書かされ、発表もありました。
組織や肩書も契約書に盛り込まれていました。
つまり、日本というハイコンテクスト文化で仕事をしていましたが、
実は、ローコンテクストな明文化をきちんとした企業にいました。
どちらも、働く人たちは、意思疎通ができていて、業績も伸びていました。
マネージメントがうまいという印象です。
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