はじめて学ぶ異文化コミュニケーション
異文化コミュニケーションの専門家 鹿内節子(Setsuko Shikauchi)です。
「はじめて学ぶ異文化コミュニケーション」石井敏 著 をご紹介します。
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初学者にとっては、全体像がわかりやすい本になっています。
印象に残ったところは、
<どんな障壁があるか?>
■偏見 否定的な気持ちで相手に向き合う、自分の見た、知った範囲内で
カテゴリー化をしてしまう。
■差別 人種 年齢 性別 などで判断し差別する。
<なぜこのような偏見と、差別が生じるか?>
権威主義的パーソナリティがあり、内部集団をひいきにして
外の集団はみな同じとしてしまう。(外集団均質化効果)
<では、どうしたらよいか>
ジョン、華子という個人として認識する。
1.協力的依存関係になる。友人となるような関係
2.双方の地位、立場が同じであること
3.社会的、制度的に認められている接触
例えば、同じ大学の中での同じプロジェクトを行うほうが、
旅行やパーティのような短期的な関係より仲良くなれる。
結果、理解や知識より、共感、感情移入が大切である。