技能実習生の日本語教育とは
異文化コミュニケーション専門家 鹿内節子です。
技能実習生の日本語教育について、現場の人たちの話から
抜粋。
日本人の日本語教師は現地語ができないので、初学者を教えるのは無理。
現地人の日本語教師が望ましい。現地語で教えることができるから。
良心的な監理団体では、日本で月1は日本語教育の機会は与えているが、
その他は、どうしているかわからない。
重要視していうるのは、「会話」仕事の現場で読み書きより重要。
良質な人材を送ってくる、送り出し機関の日本語教育は現地人の
先生が行っているので信頼できる。
逆に監理団体は、現地の日本語教育がどうなっているかは、関心がない
ところもある。面接でよい人材ならば、それでよいから。
最低限の費用で教育したいと思われる。
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私の感想としては、労働者として最低必要な日本語が
身についていればよいと思われている。お金をかけてレベルアップする
教育は不要とみなされている。「留学生ではないので」それほどの
教育は必要ない。という発言に明確に表れていると思われる。
このような環境から、特定技能として転職する人材は、かなり
努力し能力のある人材だと思われる。
しかし、実力不足の特定技能者も増加することも予想される。
雇用者側は見極める目が求められる。安易な雇用は、自らの
首をしめることになるから。
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